親が買い物の帰り道で何度も立ち止まるようになり、シルバーカーを探している方もいるのではないでしょうか。
シルバカーを探す際は、軽さだけで選ぶと荷物が入らず、座れるタイプを選んでも本人には扱いにくいかもしれないため注意が必要です。
シルバーカーは、普段の歩き方に加え、買い物の量や通る道に合わせて選びましょう。
編集長こうじ本記事では、おすすめのシルバーかーを比較し、購入前に試したい操作や、歩行車を検討すべきケースも紹介します。
高齢者向けシルバーカーおすすめ4選


散歩、買い物、休憩のどれを重視するかで、使いやすい形は変わります。
まずは、以下の製品の大きさと特徴を比べてみてください。
| こんな人に | 商品 | 本体幅 | 重量 | 押し手の 高さ | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 軽さとコンパクトさを 重視したい | 幸和製作所 シプールSICP02 | 41cm | 約3.8kg | 81.5~94cm | 左右連動式ブレーキを備える |
| 買い物と散歩の 両方に使いたい | 幸和製作所 テイコブRUS04 | 47cm | 4.8kg | 83.5~88cm | 荷物を入れられるバッグと厚みのある座面を備える |
| 買い物の荷物を 運びたい | 島製作所 ハーモニーALⅡ | 約45cm | 約5.3kg | – | カゴの最大積載荷重は10kg |
| 押し手を高めに 設定したい | 島製作所 テノールEVO | 約46cm | 約4.8kg | 約89~98cm | 押し手の高さを4段階で調節できる |
幸和製作所 シプール SICP02
散歩で小回りとブレーキ操作を重視したい高齢者におすすめ
荷物をあまり持たずに散歩するなら、幅41cm、重量約3.8kgのシプールがおすすめです。
4製品の中では本体幅が最も狭く、曲がり角や人の多い歩道での取り回しを重視する方に適しています。
左右の車輪に連動する両手ブレーキを備え、片側のレバーを握っても両輪にブレーキがかかるのがポイント。
押し手は81.5~94cmの範囲で調節でき、休憩用の座面も付いています。
バッグは小ぶりなので、食料品をまとめて買うより、財布や飲み物などを入れる使い方にぴったりです。
幸和製作所 テイコブRUS04
買い物と散歩の両方に使いたい高齢者におすすめ
テイコブRUS04は、買い物の荷物を入れられるバッグと、散歩中に休憩できる座面を備えたシルバーカーです。
幅47cm、重量4.8kgのミドルタイプで、押し手の高さは83.5~88cmに調整できます。
購入前には、普段歩く道で扱いやすい大きさか、押し手の高さが体に合うかを確認してください。
島製作所 ハーモニーALⅡ
買い物かごを載せたい場合におすすめ
スーパーの買い物かごを使いたい方には、カゴ受け付きのハーモニーALⅡがおすすめです。
本体のカゴに荷物を入れられるほか、店舗内では対応する買い物かごを載せて商品を選べます。
本体幅は約46cm、重量は約5.3kgです。
島製作所 テノールEVO
背の高い人が休憩にも使いやすいおすすめモデル
一般的なシルバーカーでは押し手が低く感じる方は、テノールEVOが候補です。
押し手を約89~98cmに調節でき、メーカーは男性や背の高い女性にも扱いやすくなっています。
座面は約幅27×奥行22cm、座面高は約47cmです。
高齢者に合うシルバーカーの選び方3つのポイント


シルバーカーを選ぶ際は製品の機能だけでなく、本人の歩き方と外出先を合わせて確認しましょう。
ここでは、購入前に確認しておきたい3つのポイントを解説します。
まずは本人の歩き方と使う道を確認する
選ぶ前に、本人がシルバーカーなしでも自分の足で歩けるかを確認しましょう。
シルバーカーは、体重を強く預けて歩くための用具ではありません。
歩くときにふらつく、支えがないと立っていられないといった場合は、購入前に医療・介護の専門家へ相談してください。
歩ける場合も、普段の道を思い浮かべることが大切です。
狭い歩道や曲がり角が多いなら本体幅と方向転換のしやすさを、段差や傾斜があるなら無理なく通れる経路があるかを確認しておきましょう。
買い物の量に合わせて重さ・収納量・本体幅を比べる


飲み物や財布を入れる程度なら小ぶりなバッグでも足りますが、食料品を買うなら収納量と荷物の載せ方がシルバーかー選択の決め手になります。
荷物を多く載せられても、本人が車体を押したり、玄関で折り畳んだりできなければ使い続けるのは大変です。
スーパーの通路、自宅の門扉、エレベーターなど、普段通る場所の幅も測っておきましょう。
買い物そのものが負担になっている場合は、以下の記事も参考にしてみてください。


座面・ブレーキ・ハンドルの操作を本人が試す
カタログの寸法だけでは、本人の手でブレーキを握れるか、座面から無理なく立てるかまでは分かりません。
店頭で試せるなら、普段履く靴で歩き、止まる、曲がる、座る動作を続けて確認してください。
押し手を合わせたときに背中が極端に丸まらないか、左右のブレーキへ指が届くかも見ておくとよいでしょう。
購入前に確認したいシルバーカーの注意点


シルバーカーが本人の歩き方に合っていないと、外出中の転倒につながります。
ここでは、購入前に確認したいシルバーカーの注意点をまとめました。
体を強く預けて歩くなら歩行車も相談する
ハンドルに体重をかけないと歩けない場合は、シルバーカーの購入を決める前に、歩行車も検討しましょう。
シルバーカーに強く寄りかかると車体のバランスを崩すおそれがありますし、歩行車も本人の歩き方に合うとは限りません。
かかりつけ医や理学療法士、介護の担当者に普段の歩き方を見てもらい、必要な支え方や用具について相談するとよいでしょう。


段差や傾斜のある道では転倒に注意する
歩道の段差や傾いた道では、車輪が引っかかったり、車体のバランスが崩れたりするおそれがあるため注意が必要です。
製品評価技術基盤機構は、シルバーカーで段差につまずいて転倒する事故を再現し、注意を呼びかけています。
参考:製品評価技術基盤機構「シルバーカー『段差につまずき転倒』」資料を確認する
購入前に、家から店や公園までの道を家族と一緒に歩き、段差・坂・側溝の位置を確かめましょう。



段差の多い道を使うのか、体を支えながら歩く必要があるかなど、経路を確認しておきましょう。
高齢者のシルバーカーについてよくある質問
- シルバーカーと歩行車はどう違いますか?
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シルバーカーは自分で歩ける方が荷物の運搬や休憩に使う用具です。
歩行車は、歩くときに体を支える必要がある方に向けた用具ですが、どちらが適しているかは本人の歩行状態を見て判断します。
- シルバーカーは介護保険で借りられますか?
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シルバーカーは、介護保険の福祉用具貸与の対象ではありません。
一方で歩行車は、対象となる製品なら「歩行器」として借りられる場合があります。
自治体独自のシルバーカー購入費助成もあるため、お住まいの市区町村に確認してみてください。
- 買う前にどこで試せますか?
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福祉用具を扱う販売店のほか、自治体によっては高齢者向けの相談窓口で展示品を試せる場合があります。
たとえば、墨田区では高齢者福祉課などでシルバーカーを展示しています。
まとめ|本人の歩き方と外出先に合うシルバーカーを選ぼう
高齢者向けのシルバーカーは、散歩のしやすさ、買い物の荷物を入れる量、休憩時の座りやすさを基準に選びましょう。
自宅から外出先までに段差や坂がある場合は、実際の道も確認しておくことも大切です。
体を強く預けないと歩けない方は、シルバーカーを購入する前に、歩行車なども含めて専門家に相談しましょう。



本人が普段の道で無理なく使えるかを確かめ、歩行状態に合う一台を選んでください。






