市川市で一人暮らしの親が、ごみ集積所までごみ袋を運べなくなったら、どうすればよいのでしょうか。
離れて暮らしていると、収集日のたびに手伝うのは難しいもの。私も親の家事の負担を考えると、地域で頼れる先を知っておきたいところです。
市川市には、ごみを玄関前などで回収する制度と、地域の人がごみ出しを手伝う仕組みがあります。
ただし、利用できるかどうかは本人の状況や住んでいる地区次第。
編集長こうじ本記事では対象条件や申込方法、費用の確認先に加え、掃除や片付けまで難しい場合の頼み先も紹介します。
市川市で高齢者が利用できるごみ出し支援は2つ


市川市でごみ出しを頼みたい場合は、市が行う戸別収集と、地域住民による助け合い活動を確認しましょう。
以下のように、利用条件と支援内容には違いがあります。
| 比較項目 | 高齢者等世帯ごみ出し支援 | お互いさま事業 |
|---|---|---|
| 実施主体 | 市川市 | 市川市社会福祉協議会・地区社会福祉協議会 |
| 主な支援 | 玄関前などでごみを収集 | 地域の協力員がごみ出しを手伝う |
| 対象 | 要介護認定などの条件あり | 実施地区や受け入れ状況による |
| 頻度 | 週1回 | 依頼内容に応じて相談 |
| 費用 | 市の案内ページに明記なし。要確認 | ごみ出し1回50円(社協の掲載情報) |
| 相談先 | 市川市清掃事業課 | 市川市社会福祉協議会 |
市川市の「高齢者等世帯ごみ出し支援」


ごみ集積所まで運ぶのが難しい高齢者などを対象に、市の委託業者が自宅の玄関前などまで収集に来る制度です。
収集は月曜日から金曜日のうち週1回。時間帯は午前8時から午後4時までで、曜日は住んでいる地区によって異なります。
注意したいのが、マンションやアパートの場合。原則として収集担当者への手渡しが必要です。
ただし、管理会社や管理人、オーナーの了承を得られれば、玄関前に置けます。
戸建て住宅でも、原則として家の中まで入って収集するわけではありません。
収集日にごみを出さない場合は、前日までに清掃事業課へ連絡するなど、市が指定する方法で知らせます。
市川市社会福祉協議会の「お互いさま事業」


市の戸別収集の対象にならない場合は、地域住民が日常の困りごとを手伝う「お互いさま事業」も相談先になります。
市川市社会福祉協議会の掲載情報では、ごみ出しの利用料は1回50円です。
実施地区として案内されているのは、次の5地区です。
- 菅野・須和田地区
- 南行徳地区
- 曽谷地区
- 市川東部地区
- 行徳地区
ただし、地区名に該当していても、すぐに支援を受けられるとは限りません。
現在の実施状況、利用条件、料金は申し込み前に確認が必要になります。
相談先:市川市社会福祉協議会の地域福祉・ボランティアセンター(047-320-4002)
住んでいる住所を伝え、利用できる活動があるか尋ねてみてください。



要介護認定などの条件を満たすなら市の戸別収集、対象外なら地域の助け合い活動を確認しましょう。お互いさま事業は実施地区が限られます。
市川市のごみ出し支援を利用できる高齢者の条件


市の「高齢者等世帯ごみ出し支援」は、年齢だけでは利用できません。
ごみ集積所まで自力で運べないことに加え、要介護認定や障がいの程度などの条件があります。
一人暮らしの場合は要介護1〜5などの認定が必要


一人暮らしで自力のごみ出しが難しく、次のいずれかに該当する方が対象です。
- 介護保険の要介護1〜5の認定を受けている
- 身体障害者手帳1級・2級を持っている
- 視覚障がい・肢体不自由の場合は身体障害者手帳3級以上
- 療育手帳の障がい程度が最重度または重度
- 精神障害者保健福祉手帳1級を持っている
たとえば、75歳で一人暮らしをしていても、年齢だけでは対象になりません。
要支援1・2の方も、要支援認定のみでは条件を満たしません。
ただし、該当する障害者手帳を持っている場合は、別の条件で対象になる場合があります。
同居家族がいる場合は全員の状況が条件になる


夫婦や親子で暮らしている世帯でも、同居者全員が市の定める要介護認定や障がいの条件に該当すれば、支援対象になります。
一方、同居する家族の中に条件を満たさない人がいる場合は、原則として対象外です。
また、市川市内に住所がない方や、施設に入所している方も利用できません。
本人や家族だけでは判断が難しい場合は、次の窓口へ相談できます。
- 65歳以上の方・要介護認定がある方:地域包括支援課(047-712-8545)
- 障害者手帳に関すること:障がい者支援課(047-712-8513)



確認するのは「ごみを運べない状況」「本人の認定区分」「同居者の条件」の3点です。年齢だけで対象と判断しないようにしましょう。
市川市の高齢者ごみ出し支援を申し込む方法


市の戸別収集は、電話だけでは申し込めません。申請書と同意書の提出が必要です。
一方、お互いさま事業は社会福祉協議会への相談から始めます。
市の支援は申請書と同意書を提出する


「高齢者等世帯ごみ出し支援」の申請には、次の2種類の書類を使います。
要介護認定を受けている方は、介護保険課または清掃事業課へ持参できます。郵送する場合は、地域包括支援課または清掃事業課が提出先です。
障害者手帳による申請は、障がい者支援課または清掃事業課で受け付けています。
同意書には「代筆者」の記入欄があるため、離れて暮らす家族が書類作成を手伝う場合は、本人の同意や署名方法を窓口へ確認してください。
利用開始までは約2週間〜1か月。収集場所の確認後、開始日が通知されます。
お互いさま事業は社会福祉協議会に相談する


お互いさま事業を希望する場合は、市川市社会福祉協議会の地域福祉・ボランティアセンターへ問い合わせましょう。
電話番号:047-320-4002
相談するときは、次の内容を伝えると状況を説明しやすくなります。
- 親が住んでいる住所・地区
- ごみ出しが難しい理由
- 手伝ってほしい曜日や頻度
- 玄関から集積所までの距離や階段の有無
実施地区でも、協力員の活動状況によって対応できる内容は変わります。料金や申し込み手順と併せて、利用可能か確認しましょう。



市の制度は書類提出から利用開始まで時間がかかります。親がごみを運べなくなった段階で、早めに申請や相談を進めておきたいところです。
ごみ出しだけでなく掃除や片付けも難しい場合の対処法


ごみ出しを手伝ってもらえても、室内の掃除や片付けまで頼めるとは限りません。
家事の負担が増えている場合は、介護保険のサービスや家事代行を組み合わせる方法があります。
介護保険の生活援助や家事代行サービスを検討する


介護保険の訪問介護には、掃除・洗濯・調理などを手伝う「生活援助」があります。
利用条件を満たしていれば、ケアプランに沿って日常的な家事を頼めます。
ただし、大掃除や窓ガラス拭きなど、普段の生活に必要な範囲を超える作業は原則として対象外です。
家全体を片付けたい場合や、介護保険で頼めない作業がある場合は、民間の家事代行サービスが候補になります。
料金や依頼できる作業を比べたい方は、高齢者向けの掃除代行サービスの比較記事も参考にしてみてください。
市川市の掃除・片付けを頼むなら「家事代行サービス」も選択肢


家事代行サービスは、掃除や洗濯、整理収納など、日常の家事を必要に応じて頼めるサービスです。
高齢の親が家事を負担に感じている場合や、離れて暮らす家族が頻繁に手伝いに行けない場合に役立ちます。
とくに、浴室やキッチンの掃除、部屋の片付けなど、負担の大きい作業を任せられるのがメリットです。
親の家の掃除や片付けを誰かに頼みたいときに、家事代行の「タスカジ」なら、お住まいの地域に対応しているスタッフを探せます。
掃除・洗濯・整理収納など、頼みたい家事に合わせてスタッフを選択でき、入会金・登録料は不要です。
定期利用なら1時間1,500円から、 掃除・洗濯・整理収納などに対応しています。
スタッフに直接相談できるので、一度試してみてはいかがでしょうか。
\ 入会金・登録料は不要 /
市川市の高齢者ごみ出し支援でよくある質問
- 65歳以上なら誰でも利用できますか?
-
いいえ。市の「高齢者等世帯ごみ出し支援」は、65歳以上という理由だけでは利用できません。自力でごみを運べないことに加え、要介護1〜5などの条件を満たす必要があります。
- 要支援1・2でも申し込めますか?
-
要支援1・2の認定だけでは、市のごみ出し支援の対象になりません。ただし、障害者手帳などの条件を満たしていれば対象になる場合があります。
市の制度を利用できないときは、社会福祉協議会の「お互いさま事業」も相談先です。
- 大型ごみも家の中から運び出してもらえますか?
-
通常のごみ出し支援とは別に、市川市には「大型ごみサポート収集制度」があります。
市内に親族などがいない65歳以上の一人暮らしの方や、障がいのある一人暮らしの方などが対象です。
市の職員が屋内から大型ごみを運び出しますが、1回の申し込みは5点まで。通常の大型ごみと同じ処理手数料がかかります。
引っ越しや施設入所に伴う処分などは対象外です。申し込みは清掃事業課(047-712-6301)へ問い合わせてください。
まとめ|市川市のごみ出し支援を活用して家事の負担を減らそう
市川市には、ごみ集積所まで運ぶのが難しい高齢者を支える制度があります。
まずは市の「高齢者等世帯ごみ出し支援」の対象になるか確認しましょう。
条件に合わない場合は、社会福祉協議会の「お互いさま事業」も相談先になります。
掃除や片付けまで負担になっているなら、介護保険の生活援助や家事代行も候補です。



市の制度でごみ出しを補い、掃除や片付けは必要に応じて別のサービスを利用しましょう。


