一人でスーパーへ行けても、米や飲料、牛乳などを持ち帰るのが負担になっている高齢者は少なくありません。
買い物カートがあれば、重い荷物を手で持たずに運べます。ただし、本体の重さや容量、2輪・4輪などの違いがあり、使う人や買い物環境に合った商品選びが必要です。
高齢者におすすめの買い物カートを比較し、選び方やシルバーカーとの違いも紹介します。
編集長こうじ普段の買い物量や移動する道をイメージしながら、無理なく使える買い物カートを選んでみてください。
高齢者向け買い物カートおすすめ6選


高齢者が使う買い物カートは、軽さだけでなく、車輪の数や容量、押し方なども商品によって異なります。
普段の買い物量や自宅からスーパーまでの移動方法を考えながら比較してみてください。
| 商品 | 本体重量 | 車輪 | 容量 | 保冷・保温 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| シャルミス 4輪ショッピングカート 15-5041 | 約1.65kg | 4輪 | 約25L | ○ | 軽量で360度回転する4輪 |
| レップ ショッピングキャリー COCORO | 約2.5kg | 4輪 | 約35L | ○ | 前に押して使える大容量タイプ |
| グランマリー ショッピングカート GM-125 | 約2.4kg | 4輪 | 約24L | ○ | 横押し・後ろ引きの2WAY |
| ロルサー ショッピングカート BABY JOY MORRIS | 約1.6kg | 2輪 | 約36L | ― | 軽量ながら大容量 |
| レップ ショッピングキャリー COCORO スモールネオカート | 約1.9kg | 2輪 | 約25L | ○ | 高さ約85cmのコンパクトタイプ |
| エコカ プレミア 買い物カート | 約4.3kg | 4輪 | ― | 保冷バッグあり | 買い物かごを載せて押せる |
シャルミス 4輪ショッピングカート 15-5041
「荷物を運ぶのは楽でも、カート自体が重いと困る」という方に選んでほしい一台です。
本体は約1.65kgと軽量。玄関の段差で少し持ち上げたり、車に積み込んだりするときも、扱いやすい重さです。
4輪のタイヤは360度回転するため、スーパーの通路を曲がるときにも便利。
売り場を行き来しながら買い物をする方にも向いています。
容量は約25Lで、牛乳や野菜、冷凍食品など、普段の買い物に使いやすいサイズ。バッグには保冷・保温生地を採用しています。
軽さも取り回しも大切にしたい方なら、まず候補に入れておきたいカートです。
レップ(Rep) ショッピングキャリー COCORO 前押し4輪カート
後ろに引くより、荷物を前に置いて押したい。そんな方にぴったりなのが、この4輪カートです。
容量は約35Lで、収納量の目安はレジかご約1.5杯分。食品と日用品を一緒に買う日や、数日分をまとめて買っておきたいときに頼れます。
使いやすいのは、荷物を入れるときだけではありません。
前面の大きなファスナーを開けば、底に入れたものも取り出しやすく、上の荷物をいったん出す手間を省けます。
保冷・保温機能を備え、使わないときはバッグを付けたまま折りたたむことも可能。2026年モデルにはストッパーも付いています。
まとめ買いをする方にとって、容量と出し入れのしやすさがうれしい一台です。
グランマリー(GRANMARIE) ショッピングカート GM-125
場所に合わせて押し方を変えたい方には、横押しと後ろ引きができるGM-125が便利です。
体の横に置いて押したり、後ろに引いたりと、通路の広さや使いやすさに合わせて持ち方を選べます。
ハンドルの高さは約70.5〜89cmで調節可能。使う人の身長に合わせられるので、持ち手の位置がしっくりくるカートを探している方にも向いています。
容量は約24L、最大積載荷重は10kg。普段買う野菜や牛乳、調味料などを入れるのに使いやすく、バッグには保冷・保温機能も備えています。
自分に合う高さと運び方で使えることが、このカートの魅力です。
ロルサー(ROLSER) ショッピングカート BABY JOY MORRIS
たっぷり入るカートが欲しいけれど、本体は軽いほうがいい。そんな希望に応えてくれるモデルです。
本体約1.6kgながら、容量は約36L、耐荷重は約15kg。牛乳や飲料、かさばる野菜を買う日にも、荷物をひとつにまとめやすい大きさです。
買い物に出かける回数を減らしたい方にも向いています。
大きめの2輪キャスターには高密度EVAを採用。後ろに引いて運ぶタイプで、スーパーのショッピングカートに掛けられるバーフックも付いています。
店内では備え付けのカートに掛けて買い物をし、会計後に荷物を移す使い方ができます。
折りたたむと奥行は約14cm。買い物ではしっかり収納でき、帰宅後はすっきりしまえる一台です。
レップ(Rep) ショッピングキャリー COCORO スモールネオカート
「普通のカートは少し大きい」と感じる方に試してほしい、コンパクトなモデルです。
高さは約85cm。小柄な方や、一般的なカートでは持ち手が高く感じられる方の候補になります。
本体は約1.9kg、容量は約25L。日々の食品や日用品を入れるのに使いやすいサイズで、バッグには保冷・保温機能も付いています。
使わないときはフレームを折りたためるため、玄関や部屋の収納場所を取りにくいのも助かるところです。
大きさを持て余さず、普段の買い物に気軽に連れ出せるカートを探している方に向いています。
エコカ(EcoCa) プレミア 買い物カート
買い物かごを載せて、店内から帰り道まで押して運びたい方に便利なショッピングカートです。
飲料や米など、重い食品を買うときにも活躍します。
ハンドルは75cm・90cm・100cmの3段階に調節でき、身長に合わせて使いやすい位置を選べます。
組み立てと折りたたみはワンタッチ。
しゃがまずに操作できるので、出かける前や帰宅後の準備も手間がかかりません。
本体は約4.3kgあるため、頻繁に持ち上げる方は重さも確認しておきたいところ。普段の移動で押して使う場面が多い方には、かごを載せて運べる使い勝手が魅力です。
重い買い物袋を提げて帰る負担を減らしたい方は、候補に入れてみてください。
高齢者向け買い物カートの選び方


買い物カートは、車輪の数や本体重量、容量によって使い勝手が変わります。
高齢者が日常的に使う場合は、買い物する場所や持ち運ぶ荷物の量、収納場所なども確認して選びましょう。
2輪と4輪は使う場所に合わせて選ぶ


2輪タイプは後ろに引いて使う商品が多く、スーパーまでの道をまっすぐ歩くことが多い方に向いています。
一方、4輪タイプは方向転換しやすく、店内の狭い通路を移動したり、体の横や前で押したりしたい方におすすめです。
ただし、車輪の動き方や押し方は商品によって異なります。
自宅からスーパーまでの道に段差や坂道が多い場合は、車輪の大きさやストッパーの有無も確認しておきましょう。
本体の重さを確認する
買い物カートを選ぶときは、荷物を入れる前の本体重量も確認しておきましょう。
軽いモデルなら、玄関の段差を越えたり、車へ積み込んだりする場面で持ち上げる負担を減らせます。
一方、容量が大きいモデルや前押しタイプは、本体が重くなる傾向があります。
「普段は押して使うだけなのか」「階段で持ち上げるのか」など、使用場面を考えて選びましょう。
普段の買い物量に合う容量を選ぶ
買い物カートの容量は、普段どれくらい買い物するのかを基準に選ぶことが大切です。
少量の食品や日用品をこまめに買うなら、20〜25L程度でも十分使えます。
反対に、牛乳や飲料、野菜などをまとめ買いする方には、30L以上の大容量タイプが便利です。
ただし、容量が大きいほど荷物を入れすぎて重くなる場合があります。
高齢者が無理なく扱える重さも考えながら、普段の買い物量に合うサイズを選んでみてください。
保冷・折りたたみ・自立など必要な機能を確認する
買い物カートは、普段の使い方に合う機能が付いているかも確認しておきましょう。
冷凍食品や生鮮食品を買う機会が多いなら、保冷・保温機能があると持ち帰るときに便利です。
玄関や室内の収納スペースが狭い場合は、折りたためるタイプが向いています。
買い物の途中でカートから手を離す場面があるなら、自立するかどうかも確認しておくと安心です。
すべての機能が付いた商品を選ぶのではなく、普段の買い物で必要なものを優先してください。



毎日の買い物で実際に困っていることを基準にすると、必要な機能を絞れます。
買い物カートとシルバーカー・歩行車は目的が違う


買い物カートとシルバーカー、歩行車は見た目が似ていますが、使う目的が異なります。
荷物を運ぶことが中心なら買い物カート、歩くときの支えが必要ならシルバーカーや歩行車を検討しましょう。
荷物を運ぶことが目的なら買い物カート
自分で歩くことに大きな不安がなく、買った食品や日用品を持ち帰る負担を減らしたいなら、買い物カートが適しています。
米や飲料、牛乳などを手で持つ必要がなくなるため、荷物が重くなりやすい買い物で役立ちます。
一方、買い物カートは歩行を支えることを目的とした製品ではありません。
歩くときにふらついたり、体重を預ける支えが必要だったりする場合は、シルバーカーや歩行車を検討してください。
買い物カートを使ってもスーパーへ行くこと自体が負担になっている場合は、ネットスーパーや買い物代行など別の方法もあります。
高齢者の一人暮らしで買い物が大変なときの対策では、買い物を続けるためのさまざまな方法を紹介しています。
歩行を支えたい場合はシルバーカーや歩行車を検討する


買い物中や外出時に体を支えながら歩きたい場合は、シルバーカーや歩行車を検討しましょう。
シルバーカーは、自立して歩ける高齢者が屋外で移動したり、買い物などの荷物を運んだりするときに使う製品です。製品安全協会も、自立歩行ができる主に高齢者向けの製品と説明しています。
一方、歩行車はグリップや肘あてなどで体重を支えながら移動する歩行補助機器です。
買い物カートは荷物運びが主な目的なので、ふらつきがある方や歩行時の支えが必要な方は、用途に合った製品を選んでください。
坂道や段差では無理にカートへ体重をかけない
買い物カートは、坂道や段差でバランスを崩すと転倒につながるおそれがあります。
とくに荷物を多く入れた状態ではカートが重くなるため、急な坂道や大きな段差では無理に押したり引いたりしないよう注意してください。
また、買い物カートは歩行を支えるための製品ではないので、ハンドルに体重を預けて歩くのは避けましょう。
普段使う道に坂道や段差が多い場合は、車輪の大きさやストッパーの有無も確認しておくと安心です。



荷物運びと歩行補助では必要な製品が異なります。歩行に不安がある場合は、買い物カートだけに決めつけないようにしましょう。
買い物へ歩いて出かける高齢者なら、カートだけでなく、脱ぎ履きしやすく歩きやすい靴も一緒に見直してみてください。
高齢者向け買い物カートについてよくある質問
- 高齢者には2輪と4輪のどちらがおすすめですか?
-
後ろに引いて使いたいなら2輪、スーパーの通路などで方向転換しやすいものを選びたいなら4輪がおすすめです。
ただし、車輪の動き方や押し方は商品によって異なります。
普段使う道や買い物する店舗をイメージしながら選んでみてください。
- 買い物カートに保冷機能は必要ですか?
-
冷凍食品や生鮮食品を買う機会が多い方には、保冷機能付きがおすすめです。
スーパーから自宅まで距離がある場合や、夏場に買い物することが多い場合にも役立ちます。
一方、日用品中心で食品をあまり入れないなら、保冷機能を優先する必要はありません。
普段何を買うことが多いのかを基準に選んでください。
- 買い物カートをシルバーカーの代わりに使えますか?
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買い物カートは荷物を運ぶことを目的とした製品なので、シルバーカーの代わりには使えません。
歩くときに体を支えたい場合は、自立歩行できる方を対象としたシルバーカーや、体重をかけながら歩ける歩行車を検討してください。
買い物カートのハンドルに体重を預けると、バランスを崩して転倒するおそれがあります。
荷物運びが目的なのか、歩行を支えたいのかを分けて選びましょう。
- 買い物カートは何kgくらいまで入れられますか?
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入れられる重さは商品によって異なるため、購入前に耐荷重を確認してください。
容量に余裕があっても、耐荷重を超えて荷物を入れないようにしましょう。
まとめ|親の買い物方法に合うカートを選ぼう
高齢者向けの買い物カートは、本体の重さや容量、車輪の数、保冷機能などを比べながら選ぶことが大切です。
自分で歩けるものの、食品や日用品を持ち帰る負担を減らしたい方には、買い物カートが役立ちます。
一方、歩行時に支えが必要な場合は、シルバーカーや歩行車も検討してください。
買い物以外にも食事や掃除、防犯などで困る場面が増えているなら、高齢者の一人暮らしで起こりやすい問題も確認してみてください。
普段の買い物量や移動する道、収納場所まで考えながら、無理なく使える1台を選んでみてください。



荷物運びの負担を減らしたい方は、重さ・容量・車輪の動き方を比べながら選びましょう。








