高齢の親が一人で衣替えできなくなり、「家族が毎回手伝わないといけないの?」と困っていませんか。
衣装ケースや布団の移動、高い場所から衣類を出す作業は、高齢者にとって大きな負担になることがあります。
本人だけで無理に済ませようとせず、家族が難しい作業だけ手伝ったり、地域の生活支援を頼ったりしましょう。
編集長こうじ離れて暮らしていて衣替えを手伝えない場合も、家族以外へ頼める方法がありますよ。
高齢者が衣替えできないときは無理に一人でやらせない


高齢の親が衣替えできなくなったら、無理に本人だけで済ませようとせず、家族や周囲の人が手伝いましょう。
衣替えでは、衣装ケースを運ぶ、押し入れの上段から服を下ろす、布団を入れ替えるなど、体に負担がかかる作業があります。
とくに脚立や椅子に乗って高い場所の衣類を取る作業は、転倒につながるおそれがあるため避けたいところです。
「以前は一人でできていたから」と本人に任せるのではなく、難しくなった作業だけ手伝う方法でも構いません。
家族が頻繁に実家へ行けない場合は、衣替えを手伝ってくれる地域の生活支援や民間サービスも検討できます。



一人ですべて済ませることにこだわらず、負担の大きな作業だけ周囲が補いましょう。
どこまで手伝う?衣替えサポート診断
親の状況に当てはまる回答を選んでください。
Q1. 重い衣装ケースや布団を一人で動かせますか?
家族が手伝うなら重い物の移動と衣類の整理を優先する


家族が衣替えを手伝える場合は、高齢者本人に負担がかかる作業を優先しましょう。
衣類をすべて家族が入れ替えるのではなく、重い物や高い場所を担当し、服の整理は本人と一緒に進める方法がおすすめです。
衣装ケースや布団など重い物を移動する
衣装ケースや布団など、持ち上げる必要がある物は家族が移動しましょう。
押し入れの上段やタンスの上などに収納している衣類も、家族が出し入れするほうが安全です。
今後の衣替えを考えるなら、よく着る服を腰から胸くらいの高さへ移しておく方法もあります。
高い場所へ手を伸ばしたり、重いケースを何度も動かしたりする回数を減らせるため、普段の着替えも楽になります。
着る服と着ない服を一緒に整理する
衣替えは、着る服と着なくなった服を整理する機会にもなります。
ただし、家族の判断だけで処分するのではなく、本人に確認しながら仕分けてみてください。
思い入れのある服や必要な衣類まで捨ててしまうと、親子間のトラブルにつながることがあります。
今の季節に着る服を取り出しやすい場所へまとめ、次の季節まで使わない服を別の場所へ移す程度でも十分です。



家族は重い物と高い場所を担当し、衣類の整理は本人の希望を聞きながら進めましょう。
家族が衣替えを手伝えないなら生活支援サービスを確認する


離れて暮らしているなど、家族が衣替えを手伝えない場合は、地域の生活支援サービスを確認してみましょう。
自治体や社会福祉協議会では、高齢者のちょっとした家事を支援している地域があります。
たとえば、台東区社会福祉協議会の「身の回り応援サービス」では、支援内容の例として「季節の衣替え」と記載されています。
シルバー人材センターも、地域によって掃除や洗濯などの家事サービスを扱っているので、チェックしてみましょう。
ただし、対応できる仕事はセンターごとに異なるため、親が住んでいる地域の窓口へ確認してみてください。
また、地域の支援で衣替えを頼めない場合は、民間の家事代行サービスを利用する方法もあります。
参考:台東区社会福祉協議会「身の回り応援サービス(ちょっとした困りごとの支援)」
参考:全国シルバー人材センター事業協会「シルバー人材センターで行っている主な仕事」



家族が通えない場合は、親の地域で衣替えや家事を頼める支援がないか確認してみましょう。
衣替え以外の家事もできなくなってきたら生活全体を確認する
衣替えだけでなく、掃除や買い物、洗濯、ゴミ出しなども難しくなってきた場合は、普段の生活全体を確認してみましょう。
「重い衣装ケースを持てない」という理由なら、衣替えの作業だけ補えば済む場合があります。
一方、以前は問題なくできていた家事が複数難しくなったり、季節に合わない服を着るようになったりした場合は、ほかにも変化がないか見ておきたいところです。
千葉県の認知症チェックリストでも、「整理整頓が苦手になってきた」「季節に合わない服を着るようになった」といった変化が確認項目に含まれています。
ただし、衣替えができないだけで認知症と判断することはできません。
掃除も以前のようにできなくなっている場合は、原因や家族が確認したいポイントを以下の記事で紹介しています。


以前との違いや、ほかの生活動作にも変化があるかを確認し、気になる状態が続く場合は地域包括支援センターや医療機関への相談も検討してみてください。



衣替えだけでなく、以前はできていた家事が複数難しくなっていないか確認してみましょう。
高齢者の衣替えについてよくある質問
- 高齢者の衣替えは誰に頼めますか?
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家族のほか、地域の社会福祉協議会やシルバー人材センター、家事代行サービスなどへ相談できます。
対応内容や料金は地域・サービスによって異なるため、親が住んでいる地域で「衣替え」「家事援助」「生活支援」に対応しているか確認してみてください。
- 離れて暮らす親の衣替えを手伝えない場合はどうすればいいですか?
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まずは、親が住んでいる地域の社会福祉協議会やシルバー人材センターへ相談してみましょう。
利用できる支援がなければ、民間の家事代行サービスへ衣類の入れ替えや整理を依頼する方法もあります。
- 衣替えができなくなったら認知症を疑うべきですか?
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衣替えができないだけで、認知症とは判断できません。
重い物を持てない、高い場所へ手が届かないなど、身体的な理由で難しくなる場合もあります。
季節に合わない服を着る、整理整頓が急に難しくなるなど、以前と違う変化が複数見られる場合は、地域包括支援センターや医療機関への相談も検討してみてください。
まとめ|衣替えが難しくなったら家族や生活支援を頼ろう
高齢者が衣替えできなくなったら、本人だけで無理に済ませず、難しい作業を周囲が補いましょう。
家族が手伝えない場合は、社会福祉協議会やシルバー人材センター、家事代行サービスなどを確認してみてください。
衣替え以外にも困ることが増えているなら、以下の記事で一人暮らしの生活全体を確認できます。


本人ができることは続けてもらいながら、負担になっている部分だけ周囲の力を借りるところから始めましょう。



衣替えをきっかけに、親が一人では難しくなった作業を整理してみてください。

