離れて暮らす親が電話に出ないと、「家の中で倒れていないだろうか」と心配になることがあります。
見守りカメラならスマホから様子を確認できますが、Wi-Fiの有無や通話機能、月額料金、親のプライバシーなど、選ぶ前に確認したい点は少なくありません。
そこで本記事では、おすすめの見守りカメラを比較しながら、実家の環境や親との距離感に合った選び方を紹介します。
編集長こうじ離れて暮らす親に合う見守りカメラを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
高齢者の見守りにおすすめのカメラ5選


見守りカメラは画質だけでなく、「実家のWi-Fi環境」「スマホへの通知」「通話」「夜間撮影」「プライバシーへの配慮」を比べて選ぶのがおすすめです。
まずは、5機種の違いを確認してみましょう。
| 商品名 | Wi-Fi | 画質 | 首振り | 検知・通知 | 双方向通話 | 夜間撮影 | 録画 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Tapo C220 | 2.4GHz | 2K QHD・400万画素 | 水平360°/垂直114° | 人物・動体・異常音など | ○ | ○ | microSD最大512GB・クラウド | 価格と機能のバランスを重視したい |
| SwitchBot 見守りカメラPlus 5MP | 2.4GHz | 500万画素 | 水平360°/垂直115° | 動体検知・自動追跡など | ○ | ○ | microSD最大256GB・クラウド | プライバシーにも配慮したい |
| Eufy Security Indoor Cam S350 | 2.4GHz/5GHz | 最大4K・約800万画素 | 水平360°/垂直75° | モーショントラッキング | ○ | ○ | microSD最大128GB・NAS | 画質やズーム性能を重視したい |
| Tapo C225/A | 2.4GHz | 2K QHD・400万画素 | 水平360°/垂直149° | 人物・動体・異常音など | ○ | ○ | microSD最大512GB・クラウド | レンズを物理的に隠したい |
| Xiaomi スマートカメラ C301 | 2.4GHz | 2K・300万画素 | 水平360°/垂直107° | 人体検知・スマホ通知 | ○ | ○ | microSD最大256GB・クラウド | 手頃な価格で基本機能をそろえたい |
カメラ以外の方法も比べてから決めたい方は、一人暮らしの高齢者におすすめの見守りグッズも確認してみてください。
Tapo C220
価格と機能のバランスを重視する方におすすめ
見守りカメラとして、必要な機能を一通り備えているおすすめモデルです。
2K QHD・400万画素の映像に加え、水平360°・垂直114°の首振りに対応。
人物や大きな音などを検知してアプリへ通知でき、動きを捉えると自動で追尾します。
マイクとスピーカーを内蔵しているため、映像を確認しながら親へ声をかけることも可能です。
夜間は最長10mのナイトビジョンに対応し、録画には最大512GBのmicroSDカードまたは有料のTapo Careを利用できます。
なお、利用にはインターネットへ接続したWi-Fi環境が必要です。
SwitchBot 見守りカメラPlus 5MP
親のプライバシーにも配慮したい方におすすめ
「カメラの電源を切っただけでは、本当に撮影されていないのかわかりにくい」という不安に対応できる見守りカメラです。
プライバシーモードを有効にするとレンズが回転し、物理的に隠れます。監視していない状態を親自身が目で確認できる点が特徴です。
500万画素で、水平方向360°・垂直方向115°の首振りに対応。動体検知や自動追跡、ナイトビジョンを備え、映像は最大256GBのmicroSDカードまたはクラウドへ保存できます。
見守る時間と見守らない時間をはっきり分けたい場合にもおすすめです。
Eufy Security Indoor Cam S350
画質を重視して部屋を広く確認したい場合におすすめ
親の表情や室内の細かな様子まで確認したい場合におすすめの見守りカメラです。
4K広角レンズと2K望遠レンズを搭載し、2つのレンズを組み合わせて最大8倍までズーム可能。
水平方向360°・垂直方向75°に動かせるため、リビングなど広い場所の確認にも使えます。
モーショントラッキングや夜間の赤外線撮影、双方向通話にも対応。
録画には最大128GBのmicroSDカードやNASを利用できます。
価格よりも映像の見やすさやズーム性能を優先したい人に適したモデルです。
Tapo C225/A
親がカメラを気にする場合におすすめ
Tapo C225/Aは、見守り機能に加えて、カメラを使わない時間のプライバシーにも配慮したモデルです。
フィジカルプライバシーモードを有効にすると、レンズが本体内部へ向き、物理的に撮影できない状態になります。
2K QHD・400万画素で、首振り範囲は水平360°・垂直149°。
人物や異常音などの検知、自動追尾、双方向通話にも対応しています。
録画には最大512GBのmicroSDカードを使用でき、必要に応じてクラウド保存も利用できるのも便利です。
広い範囲を確認しながら、親が「いつ見られているかわからない」と感じにくい使い方をしたい家庭に適しています。
Xiaomi スマートカメラ C301
手頃な価格で設置したい方におすすめ
高価なモデルまでは必要なくても、スマホ確認や通話、夜間撮影は使いたい場合に適した見守りカメラです。
300万画素・2K解像度で、水平方向360°・垂直方向107°に回転。
人体検知による通知や双方向通話、赤外線ナイトビジョンにも対応しています。
見守らないときはレンズを本体内部へ収納可能です。
録画は8~256GBのmicroSDカードまたはクラウドストレージを利用できます。
首振り・通知・通話・夜間撮影をそろえつつ、購入費用を抑えたいときにチェックしておきたいモデルです。
高齢者向け見守りカメラは6つのポイントで選ぶ


画質や価格だけで決めると、購入後に「通知が使いにくい」「親がカメラを嫌がる」といった問題が出ることがあります。
家族側の使いやすさだけでなく、親が負担なく使えるかも含めて6つのポイントを確認しましょう。
離れた場所からスマホで確認できるか
外出先や自宅から親の様子を見るなら、スマホアプリでリアルタイム映像を確認できる機種を選びましょう。
多くの家庭用見守りカメラは、実家のWi-Fiを使ってインターネットへ接続し、家族のスマホから映像を見る仕組みです。
対応するWi-Fiの周波数や、専用アプリを利用できるスマートフォンのOSも確認しておいてください。
家族数人で見守る場合は、映像を共有できる人数やアカウントの追加方法もチェックが必要です。
親側で毎回アプリを操作しなくても使えるタイプなら、機械操作が苦手でも導入しやすいでしょう。
動きを検知してスマホへ通知できるか


見守りカメラの映像を一日中見続けるのは現実的ではありません。
人物や動きを検知したときにスマホへ通知する機能があれば、通知を受けてから映像を確認できます。
機種によっては人物だけを判別したり、大きな音を検知したりすることも可能です。
一方、通知が頻繁に届くと、家族側の確認が負担になることがあります。
検知する範囲や感度、通知する項目を細かく設定できるかも比べておきましょう。
カメラ越しに親と会話できるか


双方向通話に対応していれば、映像を見て気になったときにスマホから親へ声をかけられます。
電話をかけても出ないときや、カメラに映った様子から体調を確認したい場面でも利用できるのがメリットです。
ただし、カメラのスピーカーから音声が流れるため、耳元で聞く電話と同じように聞こえるとは限りません。
会話機能を重視するなら、双方向通話への対応だけでなく、設置場所やスピーカーの音量も確認してみてください。
夜間でも様子を確認できるか


夜中の転倒などが心配なら、ナイトビジョンの有無も見ておきましょう。
ナイトビジョンは、照明を消した室内でも赤外線などを使って映像を確認する機能です。
親が寝たあとも部屋の照明をつけておく必要がありません。
暗い場所で確認できる距離や映像の見え方は機種によって異なります。
廊下やリビングなどを夜間にも確認したい場合は、設置予定の場所から必要な範囲を撮影できるかチェックしておきましょう。
親が監視されていると感じにくいか


家族にとって便利でも、親からすると「いつ見られているかわからない」ことが負担になる場合があります。
レンズを物理的に隠せるプライバシーモードがあれば、見守っていないことを外観から確認できるのが利点です。
確認する時間帯を家族で決めておく方法もあります。
また、設置場所にも配慮が必要です。
必要な生活状況を確認できる範囲にとどめ、プライベートな空間まで無理に撮影しないようにしましょう。
本体価格だけでなく月額料金も確認する


見守りカメラにかかる費用は、本体代だけとは限りません。
microSDカードへ録画するだけなら月額料金なしで使える機種もありますが、クラウドへ映像を保存したり、一部の追加機能を利用したりする場合は有料プランへの加入が必要です。
長期間使う予定なら、本体価格と毎月の費用を合わせて比較しましょう。
安いカメラを選んでも、利用したい機能に継続的な料金がかかれば総額は変わってきます。



必要な機能を先に決めてから、本体代と継続費用を合わせて比べると、購入後の想定外の出費を防げます。
Wi-Fiがない・親がカメラを嫌がるなら別の見守り方法もある


見守りカメラが合わない家庭もあります。
実家にWi-Fiがなかったり、親が撮影されることに抵抗を感じたりするなら、SIM通信を使うカメラや見守りセンサーも比較してみましょう。
異変時に家族がすぐ動けない場合は、駆けつけまで任せられるサービスもあります。
Wi-Fiがない実家ではSIMカメラか見守りセンサーを検討する
実家にインターネット回線がなければ、今回紹介した一般的なWi-Fiカメラはそのままでは利用できません。
SIMカードを使って携帯電話回線へ接続するカメラなら、固定回線がなくても離れた場所から映像を確認できます。
ただし、本体代とは別に通信料金が必要になるため、月々の費用も含めて比較しましょう。
映像までは必要ない場合、人感やドアの開閉などから生活の変化を確認する方法もあります。
室内を撮影せずに見守りたい場合は、高齢者向け見守りセンサーでできることやWi-Fiなしで使う方法も確認してみてください。
カメラを嫌がる親には映像を使わない見守りが向いている


「家の中を撮られるのは嫌だ」と親が抵抗を感じるなら、見守りカメラの設置を無理に進めないほうがよいでしょう。
映像を使わなくても、人の動きやドアの開閉、家電の使用状況などから普段どおり生活しているか確認できる方法があります。
室内の様子そのものは見えませんが、親の生活空間を撮影せずに異変のきっかけを把握できます。
カメラを置くこと自体への抵抗が強ければ、プライバシーモード付きの商品に限定せず、見守りセンサーも含めて話し合ってみてください。
異変時の駆けつけまで必要ならホームセキュリティを検討する
見守りカメラで異変を確認しても、遠方の家族がすぐ実家へ向かえるとは限りません。
「倒れていたら誰かに確認してほしい」「仕事中や夜間も対応してほしい」という場合は、駆けつけ対応のあるホームセキュリティも選択肢です。
セコムの「親の見守りプラン」は、救急通報を受けた場合や、一定時間動きがないことをセンサーが検知した場合に対応するサービス。
24時間365日の救急通報に対応し、必要に応じて自宅へ緊急対処員が駆けつけます。
\ 離れて暮らす親の家が心配な方へ /
料金やサービス内容を確認してから検討したい方は、セコムの親の見守りプランの資料請求についてまとめた記事も参考にしてみてください。



映像が必要かだけでなく、異変に気づいたあと誰が対応するのかまで考えると、家庭に合った見守り方法を判断できます。
高齢者の見守りカメラを設置するときの注意点


見守りカメラは、置けば安心というものではありません。
親の生活空間を映す機器なので、本人の同意や設置場所にも配慮し、異変に気づいたあとの連絡先や対応方法もあらかじめ決めておきましょう。
必ず親本人の同意を得てから設置する
家族にとって安心できる設備でも、親は「いつ見られているのかわからない」と感じることがあります。
設置する前に、カメラを置く目的や確認する時間帯、録画の有無などを親本人と話し合っておきましょう。
家族の都合だけで取り付けると、見守りそのものへの抵抗につながります。
「毎日決まった時間だけ見る」「電話に出ないときだけ確認する」など、使い方を具体的に決める方法もあります。
親が納得できる範囲を一緒に探してみてください。
寝室や浴室などプライバシー性の高い場所は避ける


カメラの設置場所は、「よく映るか」だけで決めないようにします。
寝室や浴室、着替えをする場所などは、生活の中でも特にプライバシー性が高い空間です。
本人が設置に同意していても、常にカメラを向けられることが負担になる場合があります。
リビングや玄関、廊下など、普段の動きを確認しやすい場所から検討してみてください。
必要以上に生活そのものを撮影しない配置を考えることも大切です。
カメラの死角と電源の位置を確認する
購入後に「肝心な場所が映らない」と気づかないよう、設置前に画角と首振り範囲を確認しておきましょう。
リビング全体を見たいのか、玄関への出入りを知りたいのかでも適した場所は変わります。
コンセントから離れた位置へ設置すると延長コードが必要になり、配線が通行の邪魔になる場合もあります。
設置時はいきなり固定せず、一度仮置きしてスマホから映像を確認すると、死角や不要な映り込みを把握できます。
カメラだけで緊急事態に対応できるわけではない


見守りカメラの役割は、親の様子を確認したり、異変に気づいたりすることです。
映像で転倒や体調不良に気づいても、カメラそのものが救助してくれるわけではありません。
近くに住む家族へ連絡するのか、必要に応じて119番へ通報するのかなど、異変を確認したあとの対応を決めておきましょう。
遠方に住んでいて家族だけではすぐ動けない場合は、カメラだけで十分なのか、駆けつけサービスも必要なのかを考える必要があります。



カメラを設置して終わりではなく、異変を確認したあとに誰がどう動くのかまで決めておきましょう。
高齢者の見守りカメラでよくある質問
- 高齢者の見守りカメラはWi-Fiなしでも使えますか?
-
SIMカードを使って携帯電話回線へ接続するカメラなら、Wi-Fiがない実家でも利用できます。
一般的なWi-Fiカメラより商品が限られ、SIMの通信料金も必要になるため、導入費と月々の料金を確認して選んでみてください。
- 見守りカメラに月額料金はかかりますか?
-
月額料金なしで利用できる機種もあります。
microSDカードへ録画する場合は追加料金がかからなくても、クラウド録画などを利用すると有料プランへの加入が必要になることがあります。
- 見守りカメラで高齢の親と会話できますか?
-
双方向通話に対応した機種なら、スマホから親へ話しかけたり、親の声を聞いたりできます。
会話を重視する場合は、通話機能の有無に加えて、親が聞き取りやすい位置へ設置できるかも確認してみてください。
- 親が見守りカメラを嫌がるときはどうすればよいですか?
-
無理に設置せず、何に抵抗を感じているのか確認してみましょう。
確認する時間を決める、レンズを物理的に隠せる機種を選ぶといった方法があります。それでも嫌がる場合は、映像を使わない見守りセンサーも選択肢です。
- 見守りカメラはどこに置くのがおすすめですか?
-
リビングや玄関、廊下など、親の普段の動きを確認しやすい場所から検討します。
寝室や浴室などプライバシー性の高い場所は避け、必要な範囲だけ映る位置を探してみてください。
- 見守りカメラは介護保険でレンタルできますか?
-
一般的な家庭用見守りカメラは、厚生労働省が示す介護保険の福祉用具貸与の対象品目には含まれていません。
一方、「認知症老人徘徊感知機器」は福祉用具貸与の対象品目です。要介護度などによって給付条件が異なるため、利用を考えている場合はケアマネジャーや福祉用具貸与事業者へ確認してみてください。
まとめ|高齢者向け見守りカメラは親の暮らし方に合わせて選ぼう
見守りカメラを選ぶときは、画質や価格だけでなく、スマホ通知、双方向通話、夜間撮影、月額料金なども確認しておきましょう。
親が撮影を嫌がるなら、レンズを隠せる機種や見守りセンサーも選べます。
家族がすぐ駆けつけられない場合は、ホームセキュリティも比較してみてください。
親の意向を聞きながら、必要な範囲を無理なく見守れる方法を選びましょう。



カメラの性能だけで決めず、親の気持ちと異変時の対応まで含めて選ぶことが大切です。







